第9回日本グリーフ&ビリーブメント学会学術大会「緩和ケア・看取りからつながるグリーフケア」

お知らせ

2026/09/15
演題募集を開始しました。
2026/09/09
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大会長挨拶

緩和ケア・看取りからつながるグリーフケア

この度、第9回「日本グリーフ&ビリーブメント学会 学術大会」大会長を拝命いたしました三重大学大学院医学系研究科の岡本双美子です。本学術大会は、死別やグリーフに関する専門家や支援者が集い、学際的・学術的研究、教育そして実践を促進することを通じて社会に貢献すべく開催してまいりました。そこで、今回の大会テーマを「緩和ケア・看取りからつながるグリーフケア」といたしました。

「生」と「死」をつなぐ

グリーフケアは、死別した後から始まるものではありません。人生の最終段階にある本人と家族に寄り添い、緩和ケアや看取りの時から、死別後の悲嘆、そしてその人らしい生活の再構築へとつながっていく支援であると考えます。「死」を迎えるその時だけを見るのではなく、「生きてきた時間」と「これから生きていく時間」をつなく。その視点から、グリーフケアのあり方を考えていきたいと思います。

「本人」と「家族」をつなぐ

本人への緩和ケアと、家族へのグリーフケアを別々に考えるのではなく、本人を支えることと、家族の悲嘆を支えることを一つのつながりの中で捉えることが重要です。本人と家族が「その人らしい最期」をともに考え、ともに過ごすプロセスそのものが、死別への準備となり、また、死別後のグリーフにもつながっていくと考えます。

「医療」と「地域」をつなぐ

看取りの場が病院や施設、在宅のいずれであっても、支援は看取りの時点で終わるものではありません。医療・介護・福祉・心理・宗教・地域、そして本人や家族など、多様な人や専門職がつながり、死別後の生活までを地域で支えていくことが求められます。

本大会では、こうした「つながり」の視点から、緩和ケア・看取りとグリーフケアの連続性について、さまざまな立場の皆さまとともに考えていきたいと思います。本大会が、「生」と「死」、「本人」と「家族」、「医療」と「地域」をつなぎ、新たな気づきや実践につながる場となることを願っております。そして、皆さまと語り合い、学び合う中で、それぞれの経験や専門性を持ち寄り、「つながること」の意味をともに考える大会となれば幸いです。第9回「日本グリーフ&ビリーブメント学会 学術大会」が、皆さまにとって実りある学びと交流の場となりますことを願っております。

2026年4月に誕生150周年を迎えた三重の地で、皆さまとお会いできますことを心より楽しみにしております。また、歴史と文化に彩られた三重の魅力も、ぜひお楽しみいただけましたら幸いです。

第9回日本グリーフ&ビリーブメント学会
学術大会

大会長 岡本 双美子

三重大学大学院医学系研究科・教授
(看護学専攻在宅看護学分野)

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